飛ぶテノリ

アニメ・ゲームオタクの雑記ブログ

“飛ぶテノリ”

【感想】「リズと青い鳥」”音”で描かれる、繊細な感情表現が胸を打つ作品。

スポンサーリンク

 

※この記事は、映画「リズと青い鳥」のネタバレを含んでいます。ご了承の上、ご覧ください。

 

 

こんにちは、てのり(@flytenori)です!

 

映画「リズと青い鳥」を観てきました!

公開日は2018年4月21日!!そう、この記事は公開された日に観に行ったのちに書いております。

 

f:id:tetetenori:20180421230154j:plain

 

新宿と川崎で舞台挨拶がありましたね。

 

山田尚子監督に会いたかった。。。

 

映画「リズと青い鳥」は、アニメ「響け!ユーフォニアム」に出てくるふたりの女子高生にフォーカスした作品です。

 

おお〜ユーフォ映画やるんや〜!からの、みぞれと希美のお話と聞いて、「なぜあのふたり???」と思った方も多いと思います。

 

そしてPVにはとても驚きました。

絵が違いすぎて。笑

 

きっと絵のタッチを変えるほど、ユーフォ本来の世界観をいい意味で崩して作品を作るんだろうと考え、今日を楽しみに待っていました。

 

 

それでは感想を書いていきます。

 

ここからネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吐く息の音さえはばかられるような、繊細なシーンが印象的

 

「音で観せる演出」が印象的でした。

 

ローファーで歩く足音、靴箱に手をかける音、歩くたびに動く布の擦れる音…。

 

アニメーションの動きに合わせた「人が行動することで出る音」だけで感情を表現していると感じました。

 

プラス、違和感のない音楽が重なり合い、キャラクターの心理を描き出す。

 

セリフがなくても、表情と音で、感情ってけっこうわかるもんです。

 

いろんな音に耳をすませながら観てました。

本当に繊細な音なので、映画館がガラガラで逆に良かったです。笑

 

また楽曲も良かったです。

オーボエの音色って、心に響くなぁ…。

 

ユーフォを観ると、音楽やりたいなあって思いますよね。

 

楽曲を通してふたりの気持ちが揺れ動く

 

作中では、演目で「リズと青い鳥」という曲を演奏することになります。

 

リズと青い鳥はもともと絵本の題名で、さいごはちょっと切ない結末を迎える物語です。

 

絵本では、青い鳥が、リズがいつもひとりぼっちなのを見て仲良くしたいと思い、少女に姿を変え一緒に暮らし始めます。ふたりは幸せな日常を過ごしますが、ある日リズは少女が青い鳥であることを悟ります。そしてリズは、自らが「鳥かご」となり青い鳥を縛っていることに気づき、彼女を解き放つ決心をします。

 

 

第3楽章で、フルート(希美)とオーボエ(みぞれ)の掛け合いがあります。

これこそ「リズ」と「青い鳥」の気持ちを通わせるシーンを表現しているのですが、ふたりは楽曲の持つ意味や、お互いの気持ちが理解できずなかなか良い演奏ができません。

 

特にみぞれは、望美を青い鳥と重ね合わせており、「リズの行動がわからない」と悩んでいましたね。

たしかに、一度突然目の前から消えられた経験のあるみぞれが、希美に対して「もうどこにも行かないでほしい」と思うのは必然です。

 

二人の状況も相まって、うまく行かない合奏…。

 

音楽もメンタルって反映されるんだなと思いました。

 

 

ここで最強トランペッター高坂麗奈が登場します。

 

 

「鎧塚先輩、希美先輩と相性悪いんじゃないですか?わざと、ブレーキかけてるみたいな。私は先輩の本気の音が聞きたいんです」

 

相変わらずかっけぇな君は!!!

 

そしてフルートとオーボエのパートを麗奈と久美子で完璧に合わせて聴かせるという鬼畜プレイを敢行。

 

いちゃいちゃしてんじゃねー!!!

 

 

 

…ちょっと脱線しました。 

 

表面上に見える行動を、お互いに違う意図で捉えてしまう様子が丁寧に描き出されており、ああ〜それそういう風にとっちゃうのか〜〜〜〜と観ているこちらはとても歯がゆい思いでした。

 

ていうかハグしたれよ。早く!!ってずっと思ってました

 

すれ違いが多すぎて、ほんとハラハラでした

 

それだけにクライマックスは賞賛の拍手を送りたいくらいでしたね

 

 

観終わったあと、切ないけど暖かいような、そんな気持ちになりました。

 

 

まとめ

 

総じて、京アニがまた新しい挑戦をした作品だったと思います。何気なく過ぎていく大切な日常を、音の力を使って特別なものとして描く。とても新鮮な体験でした

 

音で表現する世界、心地良かったです。

 

作画も変わってましたが、今回のような作品にはぴったりだったんじゃないかと。

 

本編が存在するのでキャラの細やかな説明が不要なのが良いですね。観る方も、おそらく作り手の方も。

 

なんだかこういう、ひとつ伝えたいメッセージを盛り込んで丁寧に作るみたいなアニメがもっと観たいです!!!!!!

 

そんなときはBlu-rayを買って応援するしかない

 

 

 

ではまた〜